Ranun’s Library

書物の森で溺れかける

図書館

本当は怖い「バベルの図書館」

ホルヘ・ルイス・ボルヘス(1899-1986)の「バベルの図書館」を巡っては、世界中の読者の想像力を掻き立ててきたことだろう。私もそのひとり。出会いのきっかけは、映画『薔薇の名前』(原作、同タイトル Il nome della rosa ウンベルト・エーコ著 , 1980 )…

読んでいない本について堂々と語る方法

『読んでいない本について堂々と語る方法』を最近知りました。衝撃です。なんとこの書籍、2007年にフランスで出版されるやいなやベストセラーとなり、30か国以上で翻訳されました。著者は、文学教授であり精神分析医でもあるピエール・バイヤール。特異な観…

「記憶」を伝え残していく使命~知られざる震災後の図書館員の物語~

おくればせながら、能登半島地震で被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。 今朝のニュースで、被害を受けられた富山市立図書館が再開されたことを知りました。 約10万冊の本が床に散乱したとのこと。 元旦(休館)ということで人的被害が抑えられたこ…